ジェイン・マクゴニガル「幸せな未来は『ゲーム』が創る」を軽く内容紹介
軽く内容紹介シリーズ第1弾は「幸せな未来は『ゲーム』が創る」です。
最近Kindleでもでてるみたいなんで、そっちを貼っときます。
- 作者: ジェイン・マクゴニガル,妹尾堅一郎,藤本徹,藤井清美,武山政直
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/08/01
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
もともとゲームについてもやもやしたものを抱えていたNoahがこの活動をやり始めたきっかけとなる書だったりします。
今度詳しくレビューするつもりです。
---
本書はゲームの社会的意味合いについて論じた本。
著者のジェイン・マクゴニガルは、米国のゲームデザイナーであり、代替現実ゲーム(ARG)の研究者。
現代ではかつてないほどの時間とお金がゲームに注ぎこまれている。
世界中の人々がこれほど長時間ゲーム世界で過ごしているのはなぜなのか?
何か、重要なことが起きているのではないか?
「ゲームに比べて、現実は不完全だ」というのが本書の問題意識だ。
ゲームは現実世界が満たせないようなニーズを満たすことができるような、パワフルな力を備えている。
ゲームだからと言って、それをネガティブに捉える必要はない。
ゲームを対象とすると、困難に乗り越えるだけの粘り強さや、ポジティブな力が生まれる。
このゲーマーの力を、現実の世界の問題を解決するために使えたとしたらどうなるだろう?
ジェインマクゴニガルは、本書やTEDのなかでそれは可能だと説いている。
「ゲームのちからで世界を変える」というコンセプトに関心がある方に必読の書。