「空が灰色だから」が結構面白かった話
はい、また雑談です。
艦これの攻略記事とか書きたいんですけどね・・・なかなか独自性のある攻略記事は書けないな。だいぶ情報自体は有り余ってる感あるし。
で、「空が灰色だから」。これは久々にわたしの中でちょっとしたバイブルマンガになりそうな気がしているのだ。
空が灰色だから コミック 1-5巻セット (少年チャンピオン・コミックス)
- 作者: 阿部共実
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2013/03/08
- メディア: コミック
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セットとか貼っちゃう感じ。でもまあそれぞれのお話が1話完結するいわゆる「オムニバス形式」だからどこから読んでもどこで終わってもいいんだけど。
えーと、この漫画の読後感。一言で言うとすごく悪い。読後感、めっちゃ悪いです。大事なことだから二回言いました。そして、これこそが「空が灰色だから(以下、「空灰」)」を面白くしている要素でもあります。一話読み終わるごとにすごくモニョモニョしてくるんだよな。
空灰は一応「10代の女の子を中心に人々のうまくいかない日常を描く」っていうのがテーマらしいんですよ。確かに10代の女の子中心ではあるんだけど、むしろ重要なのは「うまくいかない日常」のほうで。
あー、これ読んでもらわないとうまく伝わらないかもしれないんだけど、「確かにこういうことよくあるよなぁ・・・こういうの、やるせないよなあ・・・」という気分になりつつも、「あ、こういうこと感じてたの自分だけじゃなかったんだ、よかった」という救われたような気分になる漫画であります。
いくつか好きなお話は有るんですが、3巻の真ん中ぐらいにあるお話はすごく好きで、空灰のなかでも問題回として割と色々なところで語られてます(ネタバレは見ないほうが絶対にいい)、5巻の最終話の話はこれが最終話であるということも相まって最強のモニョモニョ感を提供してくれるのでマジでオススメ。
惜しむらくはこれが5巻で終わっているところで、多分これ少年チャンピオンで連載してたんだよな。たしかに少年誌だったらチャンピオンが一番フィットするかもしれないんだけど、うーん、チャンピオンの読者層に完全にマッチしているのかと言われるとどうなのか。どちらかといえば、女の子の読者が欲しかった…という感じもしなくもない。
とにかく久しぶりにこういうの欲しかった感を満たしてくれた漫画で、まあそんなに高くもないしKindle版↓も出ているので、買って読めばいいと思うよ。