「シリアスゲーム―教育・社会に役立つデジタルゲーム」を軽く内容紹介
今度レビューするシリーズ第2弾。
藤本徹「シリアスゲーム―教育・社会に役立つデジタルゲーム」。
- 作者: 藤本徹
- 出版社/メーカー: 東京電機大学出版局
- 発売日: 2007/02
- メディア: 単行本
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「世界の現実もチームワークも生きる知恵もぼくらはすべてゲームで学んだ」
――「教育をはじめとする社会の諸領域の問題解決のために利用されるデジタルゲーム」とされる「シリアスゲーム」をめぐり、
その系譜や概念的な要素の整理、事例、研究の動向、マルチプレイヤーオンラインゲーム(MMOもその一種)のシリアスゲームにおける可能性、ゲームデザインや将来像について整理された一冊。
著者の東京大学総合研究教育センター助教の藤本徹先生は、2000年代から一貫してこうした論点に取り組んでいる方で、本書はその知見がぎゅっと一冊にまとまっているという素晴らしい書籍。
また藤本先生は「教育とゲーム」という取り組みをアカデミックからバックアップするため、
2013年からLudixLabという研究ユニットを立ち上げている。
興味のある方はそちらもフォローしてみては如何だろうか。